オスカル草葉のスポーツコラム(3)
誰でも手軽に参加できる「個サル」とは?

2016年6月1日(文・写真/オスカル草葉)



フットサルが近年人気なのは、手軽にできるからです。スポーツと名がつけば、道具がまず必要になります。そして、どこかのチームに入らないとできないことも多いですし、なによりも場所を探すのが大変。
野球の場合は正式にやろうと思えば最低でも9人+9人の人数が必要で、バットを振っても問題がないグランドが必要になります。サッカーも11人+11人で、グランドが必要。
チームであれば人数は簡単に揃うかも知れませんが、問題は場所です。チームがどこかの学校のOBであれば、母校を借りたりもできるでしょうが、野球もサッカーもほとんどが公共のグランド。リーグ戦のあるような上のレベルならば年間で取れたりもするのでしょうが、一般の人が公共のグランドを取るのは大変です。抽選方式なので、人海戦術で攻めて来るクラブチームの保護者たちがいます。体育館を使う室内競技も同じような感じで、やはり場所を取る難しさがあるようです。




フットサルに関しては、個人が運営しているフットサルコートというものがあります。神戸市内でもほとんどの区にフットサルコートがあり、レンタルコートというシステムで1時間1万円前後で借りられます。フットサルは5人+5人でやりますので1時間を人数で割れば一人千円。
昔は歓送迎会がカラオケやボーリングだったのが、フットサルになっているというのもよく聞きます。会社のレクリエーションとしても増えています。

初心者であったり、チームに入ってまでもボール蹴りたくないけれど、ちょっとやってみたいと思う人たち向けに、フットサルコートには「個人参加型フットサル」通称「個サル」というものがあります。
これは運動できる用意とシューズがあれば、誰でも参加できるというシステムです。集まった人たちでチーム分けをしてボールを蹴ります。もちろん見ず知らずの人と蹴ることになります。料金は2時間1,000円〜1,300円ぐらい。途中チーム変えもありますし、そこで仲良くなる人たちも多いです。
本当に手軽にボールが蹴れ、特に初心者には自分には合わないと思えば辞めればいいし、楽しかったら続ければ良いというとても素晴らしいシステムです。




私はこの個サルでフットサルを始めて、現在9年目になります。週に二度はボールを蹴っていて、同世代の友だちの中では、誰よりも健康そのものの体になりましたね(笑)







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オスカル草葉(草葉達也)1963年 神戸生まれ
作家・日本ペンクラブ会員
日本フットサルトップリーグ・Fリーグ初代アンバサダー
阪南大学講師 宝塚歌劇歴史研究家
宝塚歌劇に関する記述やテレビ出演も多数。
文筆活動だけにとどまらず、おもしろいことなら何でも首をつっこむ行動派作家である。
草葉達也公式サイト…http://oscar-kusaba.com/
著書「病気・震災105キロ」
アートヴィレッジ…http://art-v.jp/ichinen/byouki-kusaba.html



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