くれっちの「神戸・下町通信」(1)
子どもたちの夢を応援する「スイミープロジェクト」

2016年5月6日(文/K!SPO記者・くれっち)



 皆さん、はじめまして! K!SPO記者のくれっちです。これから神戸のスポーツと健康に関するおもろい話題や街ネタを、どんどん発信していきます!

第1回目は「スイミープロジェクト」についてです!

皆さんはスイミープロジェクト(以下スイミー)って聞いた事ありますか?

スイミーは2011年3月11日に起きた東日本大震災の際に、同じく震災の被害に遭った神戸から、被災地の子どもたちにエールを送りたいとの想いで、神戸の花火屋さん・栗須哲秀さんが始めたプロジェクトです。全長10メートルの巨大鯉のぼりに子どもたちの夢を書いてもらって、毎年5月5日こどもの日をはさむ10日間、神戸市内の各所で空高く泳がせます。会場によっては掲示します。その活動も今年で第5回になります。






そして、子どもたちのメッセージひとつにつき10円を、経済的理由で習い事や塾など学校外教育を受けられない子どもたちを支援する活動を行っている「公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン」という団体へ寄付をしています。

子どもたち一人一人の夢が、やがて一人でも多くの恵まれない子どもたちの夢を支える希望となってほしいという想い。そこから、仲間と力を合わせ群れをなして泳ぐことで大きな魚を追い返す事に成功した、レオ・レオニ氏の名作「スイミー」にちなんだ「スイミープロジェクト」が生まれたんですよね。





2016年のスイミーは、4月のハーバーランドでのキックオフイベントに始まり、子どもたちにメッセージを書いてもらう「メッセージアート」を市内各所で開催。5月3日に北区・みのたにグリーンスポーツホテルで掲揚式、4日・5日に灘区・六甲道南公園で巨大鯉のぼりの中をくぐる「通り抜けイベント」が行われました。
また、EXILE、三代目J Soul Brothers、今井絵里子さんをはじめ、プロレスラーの武藤敬二さん、ヴィッセル神戸、INAC神戸レオネッサ、阪神タイガースなどのプロスポーツ選手、といった多くの著名人の方々から、絵本スイミーの中の名台詞「僕が目になろう!」にちなんで、鯉のぼりの目にメッセージを頂く事も出来ました。

ちなみに僕は、今年初めて長田区の「メッセージアート」のスタッフとして参加させていただきました! ほんと子どもたちの純粋な夢に心が浄化される思いです。




スイミープロジェクトホームページ
http://kobe-swimmy.com/




<記者プロフィール>

呉原 進(くれはら すすむ)/くれっち
履きだおれの街・神戸の靴職人。
オーダーシューズの作成や靴教室の開催を通じて
神戸の靴作り文化を広める一方で、神戸でたくさん
楽しい事をしようと日々走り回っている、かも。



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