「義援金」とは、メディアや街角などで呼びかけている募金です。赤十字、赤い羽根共同募金、自治体などが受付窓口となって一括して集め、被災者に見舞金として直接届けられます。支援団体が行っている復旧・救命活動には使われません。被災者に直接届くメリットがある反面、平等に分配するために委員会を設置し調査に時間を要するため、被災者のもとへ届くまでには時間がかかるというデメリットがあります。 「支援金」とは、NPOやNGOなど災害支援団体への募金です。被災地の現場で、今、必要としている活動資金になります。医療、物資、食料などのほか、障がい者、子ども、外国人、アレルギー、ペットなど個別の課題に対応している団体もあります。自分が支援したい課題の寄付先を探して、活動を直接応援することができます。行政に比べ規模は小さいので、実情に合わせて柔軟にお金を使えるというメリットがあります。ただし、団体の一存で使い道が決まるので信用できる支援団体を選ぶことが重要です。
どちらもメリット・デメリットがありますので、信頼できる先に募金をして、その後の募金の使われ方を活動報告などでチェックすることも大切です。 震災に便乗した支援金・義援金詐欺には、充分ご注意ください。 また、ふるさと納税で自治体に直接お金を届ける方法もあります。
|