南 郁夫の野球観察日記(19)
オリックス・バファローズ、安達選手にインタビュー!
「自分とTでチームを引っ張っていかなくちゃ」

2016年10月25日(取材・文/南 郁夫、写真/Yasutomo)



ちまたは日本シリーズで盛り上がっている秋の週末。オリックス・バファローズは静かに神戸で秋季練習を行っている。通常では非公開のこの秋季練習が、今年はファンに無料公開されているという。
「練習観察:大好物」の野球観察者としてはこれを見逃す手はないだろう。そして、この練習公開を発案したのは安達選手というではないか! 素晴らしいファンサービスである。というわけで、10月22日の土曜日、ほっともっとフィールド神戸に出かけた。




開放されているバックネット裏席には、コアなファンが多数。静かな熱気が場内に充満する中、選手たちはリラックスした様子で打撃練習やランニングを行い、ファンが構えるバズーカ砲のようなカメラの放列が、それを追う。
発案者の安達選手も元気にバッティングケージに入って右へ左へ打ち分けており、笑顔も見える。彼の元気な姿が見られるだけでも、練習公開は値打ちがあるというものだ。




グラウンドの片隅では、西野選手が福良監督つきっきりで守備練習中。至近距離からコーチが転がすゆるいゴロを捕球してネットに目がけて投げると言うだけのシンプルな動作を、くり返しくり返し、何球も。足の角度や投球に入る動作など細かい点を、守備の名手だった監督のお手本つきで入念に調整している姿は、お宝映像である。ただでさえスリリングな西野選手と安達選手の二遊間は、来年さらに期待できるなあ、などとほくそ笑んでいるところにK!SPO編集部から驚きの連絡。

安達選手がインタビューに応じてくださるという。

こ。これは事件。練習終了後、喜び勇んで取材敢行である。




■安達 了一(あだち りょういち)#3
1988年生 群馬県出身 右投・右打 上武大ー東芝 2011年ドラ1
鉄壁守備で盤石のレギュラー遊撃手 
今シーズンは難病とされる潰瘍性大腸炎で出遅れながらもキャリアハイの打率.273(リーグ16位)
7月にリーグ最高打率.380で月間MVPを受賞


――お忙しい中、ありがとうございます。練習見学会、大盛況ですねえ。安達さんが発案されたと聞きましたが?

神戸のファンの方に喜んでいただけるかなあと、自分とT(T-岡田選手)で考えたんです。


――シーズン終盤、T-岡田選手とのお立ち台シーンはファンも盛り上がりました。仲いいですよね。

同級生ということもありますし(笑)…

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