ドリームランを主催するドリランマラソン実行委員会の代表、六反国男さんにお話を伺いました。
六反さんご自身、以前は市民ランナーとしていろいろな大会に参加し、マラソンを楽しんでいました。きっかけは第1回の神戸マラソン。友人の応援に行き、自分よりずっと年上のランナーが走っている姿を見て「メタボだし、運動不足だし…自分も走ってみよう」とまずはエントリー、参加した大会でマラソンの楽しさに目覚めたそうです。
とはいえ、走るだけではやっぱりしんどいので、旅行も兼ねて全国各地のレースに参加。ご当地ならではのグルメやおもてなしを楽しみながら、5kmレースからウルトラマラソンまで、50もの大会を走りました。約4年のランナー歴で、体重82kg→66kgまで落とすことができたそうです!
そうするうちに「自分も大会を運営して、走る楽しみを多くの人を広げたい」との思いから、なんと、マラソン大会を企画・運営する会社を2015年に設立したのです。
都市部の大規模大会はどこも人気が高く、参加するにも抽選になっていますが「地方で初心者が気軽に参加できる大会は、まだまだ少ない」のが現状です。六反さんが「旅ランナー」として各地で楽しんだ経験から、「マラソンを通じて地方の活性化に寄与したい」と、その地域の魅力を知ってもらえるようなレースを企画しています。また、子どもたちが参加できるレースを必ず設定し、家族いっしょに楽しめるのもドリランマラソンの大きな特徴です。
マラソン大会の開催は、コースの設定から告知、エントリー、参加者への連絡、安全面の確保まで、綿密な準備が必要。地元行政や警察との連携も欠かせません。それらの課題を、協力スタッフと共にひとつひとつクリアしながら、大会を運営しています。2016年は鳥取、出雲、富山、福井や、三田有馬富士でリレーマラソン、クロスカントリー、ランフェスinあわじなど、各地で開催されました。 |