チャレンジ力を育てる!大人も子どもも夢中になれるクライミング

2016年4月10日(取材・文/K!SPO編集部)



専門のジムができたり、競技人口も増えているというクライミング。やってみたいけど、壁を登るなんてむずかしそう? 垂水区にあるクライミングジム「ノボリバSG」に行って、代表の山口照美さんにお話を伺いました。山口さんは、クライミング歴15年。「継続は力なり」「楽しみながら細く長く」がモットーのエンジョイ派クライマーです。2010年10月から子ども向けのクライミング教室を運営、2014年5月に現在の垂水に「ノボリバSG」をオープンしました。SGはクライミングの課題につけられるスタート(S)からゴール(G)という意味です。




どんなスポーツ?

クライミングは、単に「壁を登るトレーニング」でなく、ルールとマナーに則って行われる競技スポーツ。国体や世界大会なども開催されています。フリークライミングは、シューズ、ロープ、ハーネス(安全ベルト)など必要最小限の用具だけを使って、自分の力で岩や高い壁を登ります。ボルタリングは、元々はフリークライミングのトレーニングの一種として始まりました。ロープやハーネスを装着せず、飛び降りることが可能な低い岩壁や人工の壁をよじ登るスポーツです。壁に装着されたホールドという石に手や足を掛けながら、ゴールを目指して登っていきます。山口さん曰く「ハシゴを登れるなら、腕力が弱くても大丈夫。子どもから中高年まで、手軽に始められますよ」。




トレーニング効果は?

クライミングは手や足、バランス感覚など、全身を使うスポーツなので体幹が鍛えられます。子どもなら、ぶら下がる・登る・飛ぶ・落ちる・ける・渡る、などの基本動作と基礎体力が鍛えられます。大人なら、普段使っていない筋肉を使って楽しくトレーニングができます。また、単に登るのではなく、どのような手順で登っていけばいいのか、どこに足をかけてどこを掴むのか、頭の中でイメージを描きます。これを「オブザベーション」と言います。想像力・精神力も大切な要素で、脳の活性化という効果も。ゲーム感覚で攻略していく楽しみもクライミングの魅力です。




山口さんは「小さな達成感を積み重ねるクライミングは、チャレンジする力・あきらめないで踏ん張る力・自ら考える力を培うことができます」と、子どもたちの健やかな成長を願って活動を続けていらっしゃいます。「大人もトレーニングしながら、心身ともに健康になって明日への活力を養えるような場所になれば」と語ってくださいました。
最近運動不足、身体を動かしたい、ストレス発散したいという方、子どもと一緒に何か始めたいという方、にもおすすめです。


<取材協力>
ノボリバSG

垂水区小束本町1-4-14木工センター内
TEL:078-754-8660
http://noboriba-sg.com




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