今年で17回目のワールド記念ホール大会を無事に終わらせたドラゲーですが、団体の旗揚げ当初は運営から設営まで分からないことばかりだったそうです。当時は、ワールド記念ホールの座席図面を作ったものの、いざ椅子を並べてみると図面と場内の構造が合わず選手の入場口が異常に狭くなってしまったことや、大会当日に座席の番号が書かれていないことに気づき、大急ぎで手書きしたこともあったのだとか!
岡村社長も「よーそんなんでやれてたなー思いますよ(笑)」と当時を振り返られていました。今では自ら営業に奔走することも減り、「それだけ多くの支えてくれる仲間が増えました」とお話されていました。
ドラゲーのポスターやチケットの営業は選手自らが率先して行うことが多いそうです。ドラゲーはみんなの団体、選手による選手のための団体であるという方針による結束の固さが垣間見えました。
そんなドラゲーの会社としての社訓は「初心、進化、継続、感謝」。この社訓を選手や裏方のみなさんが徹底できているところがとても素晴らしいのです。実際に以前、試合後の打ち上げに参加させていただいた際に、リングの上であれだけ凄い激しい戦いを行うのにドラゲーの選手達はリングを降りると、とても紳士的な方ばかりでした。この社訓の意味を教えていただき、ドラゲーが多くの方から愛されている理由も納得でした!
多くの人々に愛されるプロレス団体へと成長したドラゲーですが、岡村社長曰く「まだまだ基礎固めの段階」なんだとか!社訓でいうと「継続」の段階なのだそうです。
プロレスという華やかな世界において、これまでにいくつもの団体が継続しきれずに消滅してきた中で、ドラゲーはもうすぐ設立20年というところまで発展してきました。岡村社長の「お客さんにドラゲーの試合を通じて人生の楽しみを見つけて帰ってほしい」というお言葉にもあったように、全国を回りながらお客さんが楽しんで帰ってもらえる興行を着実にこなしてきたからだと思います。
僕も過去に、ほかのプロレスの試合を楽しみにして観に行ったものの、盛り上がりに欠けた試合が多かったり、時にはメインの試合が開始早々に場外乱闘になって終了、という不完全燃焼に終わったこともありました。
ドラゲーは全ての試合が非常にスピーディーで目が離せず、華麗な空中殺法や豪快な投げ技をたくさん観られてて、いつも大満足で帰ってきます!
それにイケメン選手が多いことでも有名なので、いつも多くの女性の方々が観戦に来られており、ドラゲーの試合は男性も女性も大人から子どもまで毎回熱狂の渦に包まれています。
行く先々で人気のドラゲーの興行ですが、「興行は城攻めである」と岡村社長は語ってくださいました。
ビッグマッチも定期的に行いながらも、東京や大阪に固執するのではなく、福岡や名古屋でも頻繁に興行を行っています。福岡では2カ月連戦をして満員にできれば次は2日連戦をやってみる、といった試行錯誤も行ってきたそうです。
決して勢いだけに任せるのではなく、こういった戦略をしっかりと立てながら行く先々でファンを増やし、大事にされてきました。8月には姫路市でもドラゲーの試合が行われましたが、もちろん満員御礼の大盛況に終わりました!
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