ポール先生の筋トレメソッド(はじめに)
知っておきたい、トレーニング5つの原則

2016年4月29日 (監修・村田 和隆)



情報社会で「筋トレ」「トレーニングの方法」などのキーワードを検索するとたくさんの情報で溢れかえっています。一昔前には「スポーツ中に水を飲むことは厳禁!」というような誤った認識がスポーツ現場では当たり前になっていましたが、インターネットなどを活用すれば誰でも手軽に正しい情報を得ることが出来る時代になりました。
かく言う筆者も幼少期は器械体操の練習中、トイレに行かせて下さいとお願いをし、隙をみて蛇口の水を飲んでいたものです。
今やスポーツ中の水分補給は熱中症予防やパフォーマンス向上のために必須です。「スポーツ中に水を飲むな!」の精神は、もはやナンセンスです。
さて、そんな溢れかえった情報の中から自分に合った情報を得ることは意外と難しいものです。この「ポール先生の筋トレメソッド」では、正しいトレーニングの基礎知識をお伝えするとともに、具体的なトレーニングメニューを紹介していきます!




トレーニングの5つの原則

さて、トレーニングをする上でまずは抑えておいて頂きたいトレーニングの原則が5つあります。

<1> 全面性の原則
トレーニングをする際は、一つの部位だけトレーニングを行うのではなく、全身をバランスよく鍛えることが大切です。

<2> 自覚性の原則
トレーニングを行う場合は、どの部位を鍛えているかを自ら意識することが大切です。

<3> 漸進性の原則
ある一定期間トレーニングを続けていくと、同じ負荷でそれ以上続けても効果が現れなくなります。そのために、負荷も徐々に上げていく(重くする)必要があります。

<4> 個別性の原則
体力や筋力には個人差があるので、個人の年齢・性別・体力水準などに応じて負荷を決めることが大切です。

<5> 反復性の原則
トレーニング効果を得るには1回のトレーニングだけでは不十分です。継続してトレーニングができるような環境や動機付けを作ることが大切です。

トレーニングの原則を覚えておかないと筋トレができない訳ではありませんが、こういった原則を意識するだけで、トレーニングの効果は高くなります。せっかく時間を設けてトレーニングをするのであれば、なるべく短時間で効果が出る方法を行いたいものですよね♪
無理なく・自分のペースで継続することが筋トレを続ける秘訣ですので、是非トレーニングについての知識も増やしていきましょう!!




関連記事:ポール先生の筋トレメソッド(1)長距離ランナーのための体幹トレーニング
http://kobe-kspo.com/do003.html




<ポール先生のプロフィール>


村田 和隆(むらた かずたか)
1982年生まれ

・すこっちスポーツクラブ代表
・神戸大学 大学教育推進機構非常勤講師
神戸大学発達科学部を卒業後、筑波大学大学院体育研究科にてスポーツ科学について研究を行う。現在は「スポーツの力で社会に活気を!」を目標に、神戸を中心に子どもから大人まで幅広いスポーツ振興活動を継続中。第1回ジャンピングMAX神戸大会で26段(2m80cm)を跳んで優勝。

http://skotchsports.com/




Copylight(C)K!SPO All Rights Reserved.